Groupe GT4とは
SRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション)が設立した車両カテゴリ
GT3に並び、アマチュアドライバー、ジェントルマンドライバーのためのカテゴリとして盛り上がっている。
出場できるレースも多く、世界で非常に盛り上がっている。
車両の種類が非常に豊富で、レースに参戦する車両も多彩で見ていて非常に楽しい。
GT4は、 GT3よりも改造範囲が狭く、価格を抑えるように制限していて、GT3と比べて購入しやすくなっている。
車両価格は1000万円~3000万円
BOPによって各車両の性能が調整されているのはGT3と同じ。
各メーカーが公式にチューニングしたマシンを承認を受けているケースと、メーカーではないチューニングショップがGT4車両を製作し、承認を受けているケースがある。
GT3よりもラップタイムにして10秒ほど遅い(スパ・フランコルシャン)
新規参入が難しくなったGT3
GT4が人気になった背景としては、GT3の参入が難しくなったことがあげられる。
発足当初のGT3は2000万円ほどの車両価格と、GT1やGT2よりも遅い車両で構成されていて、ジェントルマンドライバー中心のプライベートチームが競っているカテゴリだった。
しかし、開発費が高騰したGT1やGT2からのチーム撤退が相次ぎ、カテゴリが消滅、GT3がトップカテゴリとなってしまった。
そのため、有力メーカーがワークスチームを編成し、プロドライバーが続々参戦し、メーカーの競争が激化した。
競争が激化すると当然開発費の高騰を招き、今やGT3の車両価格は3000万円~1億円となっている。
性能向上も著しく、ダウンフォースも強烈となり、まだレース歴の浅いジェントルマンドライバーが乗りこなすには難しいカテゴリとなっている。
現在のGT3のスパ・フランコルシャンのラップタイムは、GT2よりも速く、GT1に迫る。(GT1:2分16秒、GT2:2分30秒、GT3:2分25秒)
主なGT4車両
メーカー | 車両名 |
---|---|
AUDI | R8 LMS GT4 |
Aston Martin | Vantage AMR GT4 |
BMW | M4 GT4 |
Chevrolet | Camaro GT4.R |
FORD | MUSTANG GT4 |
GINETTA | G55 |
KTM | X-Bow |
McLaren | 570S GT4 |
Mercedes | AMG GT4 |
PORSCHE | 718 CAYMAN CS MR |
PORSCHE | 718 Cayman GT4 |
Panoz | Esperante Avezzano |
SIN | R1 GT4 |
TOYOTA | GR Supra GT4 |
ALPINE | A110 GT4 |
アイキャッチ画像出典:https://www.ktm.com/ja-jp/models/x-bow/ktm-x-bow-gt4.html